その4からの続き
6.WSUS ポート番号の変更
WSUS3.0までは、WSUSのポート番号は80番ポートがデフォルトでしたが、WSUS2012以降が8530番ポートに変更されているようです。WSUS3.0と同様に80番ポートで運用する場合は以下の手順で設定変更を行います。もちろん、8530番ポートで運用する手もありですが、運用方法を変えないという観点から、ポート番号をレガシーである80番ポートに変えました。
1)WSUSが、どのポートで動作しているかはWSUS管理画面の以下の画面で確認できます。
2)「コントロールパネル」の「管理ツール」から「IISマネージャー」を起動します。
3)[サイト]→[DefaultWebSight]を選択し、「バインド」をクリックします。
※「Webサイトの参照」で80番ポートが使用されていることが分かります。
4)「編集」をクリックします。
5)「ポート」を81に変更し、「OK」をクリックします。
6)「閉じる」をクリックします。
7)[サイト]→[WSUSの管理]を選択し、「バインド」をクリックします。
※「Webサイトの参照」でhttp:8530番ポート、https:8531番ポートが使用されていることが分かります。
8)「http」の行を選択し、「編集」をクリックします。
9)ポート番号を80に変更し、「OK」をクリックします。
10)httpのポート番号が80になっていることを確認して、「閉じる」をクリックします。
11)設定を変更したのでIISを再起動させます。
IISのルート(WSUS2016)で右クリックでメニューを開き、「停止」をクリックします。
12)IISのルートを右クリックでメニューを開き、「開始」をクリックします。
13)[コントロールパネル]→[管理ツール]→[サービス]でWSUSサービスを再起動します。
14)WSUSサービスが再起動中です。
15)WSUSのポート番号が80番に変更されました。
16)現行サーバを停止して、新しく構築したWSUS2016のサーバのIPアドレスを現行サーバの物に設定すると、従来通り動作します。
以上で移行の作業が完了しました。無事動作しているか確認するためにクライアントPCでインストール済みの更新プログラムをいくつかアンインストールした後、Winodws Updateを実行して、先ほどアンインストールした更新プログラムがインストールされれば、移行したWSUS2016が無事、動作したことが確認できます。
PS.書き始めたら結構ボリュームがあって時間がかかりました。(^_^;
私自身、仕事で分からないことがあるとネットで先駆者の方々の情報に助けられていますので、この記事が誰かの仕事の一助になれば幸いです。
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