なんでもシステム管理者(IT大好き?)

なんでもシステム管理者(日本酒大好き)が実質的日本酒のブログになったのでIT関連を分離しました。

電話はノンマスカブル インタラプト!!

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-06-30です。

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突然「ノンマスカブル インタラプト」という言葉を聞いてもほとんどの方は???という感じかと思います。

私は今は(なんちゃっ て??)システム管理者をやらせていただいていますが、元々は電気屋さんでした。電気屋さんといっても家電なんかを販売していたわけではなく、電子回路の 設計、開発をやっていました。(業界用語的に、電気屋さんとか機械屋さんという呼び方をするんです。)

電子回路には大きく分けてアナログと デジタルがあり、私はデジタル側でした。最近は余り聞きませんがX端末や画像処理装置といった物を取り扱っていました。そこには、パソコンでも使われてい るCPUというIC(頭脳部分です)があるのですが、そのCPUの処理の中に「割り込み(=インタラプト)」というものがあります。「割り込み」とは、そ の時のごとく、CPUが何かしらの処理を行っている時に「今やっている仕事を横において、先にこの仕事をしろ!!」と割り込むことです。

そ の処理には「割り込みレベル」というものがあります。簡単にいうと優先順位のことなんですが、例えて言うと平社員が仕事中に上司が他の仕事を言いつけるの ですが、その上司が係長だったら「分かりました!」と返事だけして、とにかく後回しにする、課長だったら、今の仕事の切りを早急につけて取り掛かる、部長 だったら仕事のきりが付くかどうかは無関係に5分後に取り掛かる、社長だったら問答無用で取りかかる!!という感じです。

平社員が、上司のランクによって割り込み処理をいつ開始するかの区別のことを「マスク」というのですが、社長命令には「マスク」が付けれない、つまり「ノンマスカブル」ということになります。ちなみに「インタラプト」とは「命令」のことです。

長いですが、ここまでは前置きです。私が常々、とくにここ最近思ったのは電話、特に携帯電話は「ノンマスカブル インタラプト」だなぁということ。電波が届く限り、どこにいて、何をしていようが電話を行ける人の都合にお構いなしにかかってきます。

ですので、私自身は特に業務上では電話がつながった際にまず「今、お電話大丈夫ですか?」と尋ねるようにしています。忙しい時に、大した用件でも急ぎでもない電話がかかってくると「イラッ!」となりますが、この一言を入れるだけでかなり違うかと思います。

 

実は先日、一年以上かけてやってきたプロジェクトがようやく完了したのですが、そのピーク時に、くだらんとは言いませんが些細なことで電話をかけてくる人がいて「イラッ!」ときたので今回書いてみました。

電話に限りませんが、自分の都合だけでなく、相手の都合も考え合えば、お互いに気持ち良く過ごせるのではないでしょうか(^_^)