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なんでもシステム管理者(IT大好き?)

なんでもシステム管理者(日本酒大好き)が実質的日本酒のブログになったのでIT関連を分離しました。

NASのデータ復旧ツール!! R-Linux

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-03-05です。

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久々のシス管ネタです。

NASというのはネットワーク アタッチド ストレージ(Network Atached Storage)の略で、ネットワークに接続して、PCからネットワーク経由でファイルを保存、閲覧等を行える機器のことです。

製品としては結構以前から、バッファローのLinkStationやIOデータのLAN DISK等安価な製品があるので家庭でも使われていることも多いかと思います。

こういった安価なNASは、Linuxで構築されている事が多く、そのファイルシステムには、Ext2/Ext3/Ext4等が採用されています。一方WinodwsのファイルシステムはNTFS、FAT/FAT32という事なったものです。

PC を長く使用してきたかたであれば、恐らく1度や2度は、うっかりとファイルを削除してしまった、ということがあるかと思います。PCの中で削除してしまっ た場合には、世の中にはファイル復旧ツールという便利な物が、製品でもフリーウェアでもあり、削除直後であれば、かなりの確率でサルベージ(復旧)が期待 できます。

先日NAS上のファイルが消えるということがあり、サルベージの必要がありました。まずは手持ちの製品のツールでサルベージしよ うとしたのですが、どうやらネットワーク越しのストレージには対応していない感じでした。メーカーのホームページで確認すると「特別ネットワーク版」とい う上位バージョンでないとネットワーク越しの作業はできないようです。試用版があったのでダウンロードして試してみましたが、NASに接続ができません! そこで、メーカーのサポートに問い合わせたところ、予めエージェントというプログラムをインストールした対象で無ければ、ネットワーク越しの作業はできな いとのこと!一般的なNASにはエージェントのインストールはできないので、NASに対してはどうすればいいのですか?と尋ねると、NASからHDDを取 り出して、PCに直接接続して「特別ネットワーク版」で作業をしてください、とのこと。ここで一つ疑問が、ネットワークを経由しないのになぜ「特別ネット ワーク版」がいるのか?答えは通常版ではWindowsにしか対応していないためLinuxファイルシステムでは使用できないとの事。うまい商売しとる の~、と思わず突っ込みたくなりました。

そこで、製品版の使用をあきらめ、他の方法を探してたどり着いたのが『R-Linux』です。
『R-Linux』という名前はまるで、Linuxディストリビューションのようですが、れっきとしたファイル復旧ツールです。今回使用したのはWindows版ですが、Linux版もあります。

『R-Linux』はR-Tools Technology 株式会社の製品で無償でリリースされているものです。有償版として、『R-Studio』という製品があり、こちらはネットワーク対応のようです。

『R-Linux』は残念ながら日本語対応はしておらず、英語メニュー(インストール時に他の言語もありましたが英語が無難でしょう)で使用することになります。

LinuxベースのNASから削除ファイルをサルベージする手順は以下の通りになります。

1.削除後、一切書き込みを行わない!運用上難しい場合もあろうかと思いますが、書き込めば書き込むほど復旧成功の確率がさがります。

2.NASを分解し、HDDを取り出す。(PCの自作等の経験があれば、そう難しくはないと思います。)

3.HDDをUSB変換ケーブルで『R-Linux』がインストールされたPCに接続します。

4.『R-Linux』を起動します。

5.『R-Linux』左側画面にPCに内蔵、接続されたデバイスが表示されるので、NASから取り出したHDDを選択します。ぱっと見で分かりにくい場合は、「コンピュータ」画面でどのドライブレターになっているか確認すると分かりやすいかと思います。

6.NASから取り出したHDDはLinuxのシステム上、いくつかのパーティションに分かれています。通常、容量が最大のパーティションを選べば、目的のファイルがあるかと思います。

7.「Scan」をクリックします。HDDの容量によりますが、通常かなり時間がかかります。終わるまで他の事をしましょう(^_^)

8.Scan終了後、お目当てのファイルがあるフォルダまで下りて行き、フォルダあるいはファイルのチェックボックスにチェックをいれます。

9.ここでサルベージするファイルをNASから取り出したHDDに保存しないように注意!!これをすると他の削除済みのファイルが復旧できなくなる可能性が大きくなります。PC内蔵のHDDか、その他USB-HDD等準備しましょう。

10.「Recover」をクリック、保存場所を指定して「OK」後は処理を待つのみです。なお、『R-Linux』右側の画面でアイコンに×がついていて、容量が0になっている物は復旧は無理かと思います。

では、削除されたファイルのサルベージ成功を願っています!!

 

PS. 全然無関係ですが、昔見た「サルベージ」というB級SF映画を思い出しました。アポロ計画で月に置き去りになった機材を民間がサルベージするというもの で、ロケットの制御に必要なプログラムをNASAからこっそり使用していたシーンなどがあり、中々面白かったかと思います。機会があればまた見たいと思い ます。(機会があっても時間がないかも・・・・)