なんでもシステム管理者(IT大好き?)

なんでもシステム管理者(日本酒大好き)が実質的日本酒のブログになったのでIT関連を分離しました。

iPhone6への移行!!

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-11-26です。

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今回のネタは、シス管ネタの番外編です。

私は3GSからのiPhoneユーザで、3GS→4s→5→6と今回で4代目のiPhoneになります。3GSから4s、4sから5への移行時はiTunesでバックアップを取って、難なくデータの移行が出来ていたのですが、今回はそうはいきませんでした。

し ばらく前からiPhone5をPCに接続すると、iTunesは起動し、PCからiPhone内にある写真へのアクセスはできるのですが、iTunesが 私のiPhoneを認識できないから初期化しろ!と恐ろしいメッセージを出すようになってしまったのです。初期化すると、もちろんデータは消えるでしょ う。iTunesから認識できるようになるかも知れませんが、その代償としては大きすぎます。ひょっとするとiOSのバージョンの問題だったかも知れませ ん。私はiOS7以降のデザインが余り好きではないためiOS6でずっとがんばってきたのですが、それがまずかったか!?iPhone6への移行を始める までは、特に支障は無かったので放置していたのですが、いざ移行となって困りました。取りあえずはPCのiTunesを最新版にアップデート、しかし変わ らず。次にどうせ、iPhone6にしたらiOSは8で使わざるを得ないので、iPhone5をiOS8.1にアップデートすることにしました。が、ここ で問題発生。アップデート必要な容量が無いとこと。仕方なく写真を全てPCに移し、やっとこさアップデート完了。しか~し、やはり変わらず(T_T)

データは手元に置いておきたかったですが、こうなったら残る手段はiCloudでバックアップを取るしかありません。そして、いざiCloudでバックアップ!!を取りました。だいぶ時間がかかりました。

次 に、やっとこさiPhone6のアクティベーション。その中でiCloudのバックアップからデータを戻そうとするのですが、最新のバックアップが表示は されているが使えない???良く見ると、最新のバックアップはiOS8.1で取ったもので、iPhone6はiOS8.02のため自身のバージョンより後 のバージョンでのバックアップは使えないようだ・・・。仕方ないのでリストア無しでアクティベーションをすまし、iOSを8.1にするアップデートを行 い、再度初期化してやっとiPhone5で取ったバックアップからリストアすることができました。ふぅ~っ
しかし、すぐにリストアが完了したわけではなく、復元中のアイコンが多数あり、完了には数日を要しました。バックアップを取る時にmお試しで入れてまったく使用していないアプリは削除しておくべきでした。

そして、iCloudからのリストアの最大の欠点?はミュージックがリストアされない、というか、そもそもバックアップされないことです。まぁ、アプリ同様、聞いていない物もたくさんあるので、おいおい吟味しながら入れていくことにします。

電話はノンマスカブル インタラプト!!

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-06-30です。

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突然「ノンマスカブル インタラプト」という言葉を聞いてもほとんどの方は???という感じかと思います。

私は今は(なんちゃっ て??)システム管理者をやらせていただいていますが、元々は電気屋さんでした。電気屋さんといっても家電なんかを販売していたわけではなく、電子回路の 設計、開発をやっていました。(業界用語的に、電気屋さんとか機械屋さんという呼び方をするんです。)

電子回路には大きく分けてアナログと デジタルがあり、私はデジタル側でした。最近は余り聞きませんがX端末や画像処理装置といった物を取り扱っていました。そこには、パソコンでも使われてい るCPUというIC(頭脳部分です)があるのですが、そのCPUの処理の中に「割り込み(=インタラプト)」というものがあります。「割り込み」とは、そ の時のごとく、CPUが何かしらの処理を行っている時に「今やっている仕事を横において、先にこの仕事をしろ!!」と割り込むことです。

そ の処理には「割り込みレベル」というものがあります。簡単にいうと優先順位のことなんですが、例えて言うと平社員が仕事中に上司が他の仕事を言いつけるの ですが、その上司が係長だったら「分かりました!」と返事だけして、とにかく後回しにする、課長だったら、今の仕事の切りを早急につけて取り掛かる、部長 だったら仕事のきりが付くかどうかは無関係に5分後に取り掛かる、社長だったら問答無用で取りかかる!!という感じです。

平社員が、上司のランクによって割り込み処理をいつ開始するかの区別のことを「マスク」というのですが、社長命令には「マスク」が付けれない、つまり「ノンマスカブル」ということになります。ちなみに「インタラプト」とは「命令」のことです。

長いですが、ここまでは前置きです。私が常々、とくにここ最近思ったのは電話、特に携帯電話は「ノンマスカブル インタラプト」だなぁということ。電波が届く限り、どこにいて、何をしていようが電話を行ける人の都合にお構いなしにかかってきます。

ですので、私自身は特に業務上では電話がつながった際にまず「今、お電話大丈夫ですか?」と尋ねるようにしています。忙しい時に、大した用件でも急ぎでもない電話がかかってくると「イラッ!」となりますが、この一言を入れるだけでかなり違うかと思います。

 

実は先日、一年以上かけてやってきたプロジェクトがようやく完了したのですが、そのピーク時に、くだらんとは言いませんが些細なことで電話をかけてくる人がいて「イラッ!」ときたので今回書いてみました。

電話に限りませんが、自分の都合だけでなく、相手の都合も考え合えば、お互いに気持ち良く過ごせるのではないでしょうか(^_^)

プロバイダのDSNサーバ!! 奮戦記 その二

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-06-04です。

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その一の続きです。

そして週末の朝、ミッション(作業)再開です。(本来ならゆっくり遅めまで寝ていたいところですが・・・)

自 宅の契約しているプロバイダは某  〇天ブロードバンドというところで、プロバイダとしては中堅と言ったところでしょうか?以前はASAHIネットを使用していましたが、途中から固定IPア ドレスのサービスが有料化して余り魅力がなくなったので、単純にコストが安いので今のところに乗り換えました。

で、念のためプロバイダの障害情報が該当するものがないか確認しましたが、予想通りありませんでした。で、次にサポートに電話をする前にプロバイダ側の問題であることを示す証拠を固める作業に入りました。

何 をしたかというと、同一DNSサーバに対して、このプロバイダ経由でアクセスした場合と、スマホテザリングでアクセスした場合のパケットをキャプチャし て、その通信内容の違いを確認しました。キャプチャに使用したのは定番のWireSharkです。私が働き始めた頃はLANアナライザー(ヤマトには乗っ ていません(^_^;)というと数十万円の装置でしたが、今はフリーで提供されているのですごいもんです。今までもネットワークで問題が発生した時の調査 ツールとして、WireSharkの前身のEatherealからお世話になってきました。(Eatherealを使ってたということで年がばれ る・・・)
キャプチャした様子はこんな感じです。

f:id:shimonof13:20140604084129p:plain

ちなみにWiresharkこちらからダウンロードできます。ネットワークの知識があれば適当に触って使えるかと思いますが、下のように解説書も出ているので、自学自習でも使えるようになるかと思います。

★パケットキャプチャ入門第3版 LANアナライザWireshark活用術★

結 果はスマホテザリング時はもちろん何の問題もなく、DNSサーバとのやり取りが成立し、プロバイダ経由だと、なんとDNSのクエリーが拒否されるという 状況でした。ちなみにこの検証に設定したDNSサーバとスマホは無関係なので、よそからのアクセスなのでDNSサーバが拒否したという訳ではありません。

パ ケットのキャプチャ結果を見る限りは、このプロバイダから外へのDNSのクエリーに待ったをかけているように見えますが、その意図が見えません。DNSの アクセス制限をかけているプロバイダは他にもありますが、それは他社接続からのDNSクエリーを拒否しているだけであって、他社へのDNSクエリーを止め るものではありません。

とりあえず、考えられる解決策はこのプロバイダが運用しているDNSサーバの情報を聞き出して、そのIPアドレスをマニュアルで設定する事です。

サポートの電話窓口は幸い休日もやっていたので、電話をかけて、現状DNSのアクセス制限で困っている旨、説明しました。(おそらく、この時点で窓口の係りは私の話の半分も理解していなかった模様・・・)

忍 耐強く、DNSサーバのIPアドレスの情報が必要であることを何度も説明したが、挙句の果てにDNSサーバはIPアドレスが変更する場合があるので、公開 しておらず自動設定を求めているとの事。他社はDNSサーバを公開しているところも多くあるし、IPアドレスが変わったなら、変わる前に告知し、自動設定 でないと、変更時にインターネット接続ができなくなる場合があるのでマニュアルでの設定は自己責任とすれば、済むのに「そう決まっていますので・・・」と の一点張り、杓子定規なのは、きっと自分の話が理解できていないからだろうと、「失礼ですが、私の話を理解されていますか?パケットとかキャプチャという 言葉の意味がお分かりですか?」と尋ねると案の定「いいえ」と帰ってきた。「では、分かる方に替わってください。」というと、「ここはサポートセンターで すので、そういった者はいません。」で、「皆が皆分かる必要は無いかと思いますが、分かる人も一人ぐらいいないとサポートできないでしょう!」と言うと、 「では、後日こちらから、お電話差し上げます。」というので、「後日ということは平日ですよね、平日は仕事しているので、そのような時に電話は受けれませ ん!!」というと、また「しばらくお待ちください。」かなり長い間待たされた後、「DNSサーバのIPアドレスはお伝えできますが、いつ変わるか分かりま せんが、よろしいですか?」やっと言う気になったようです。で、やっとこさDNSサーバのIPアドレスを聞きだし、最後に「別件になりますが改善要求があ ります。保留で待たされている間保留音がなっているのですが、音質が割れていてひどい音で、ただでさえ耐え難い状況でさらに気分が悪くなりましたので、音 質の改善をしかるべき部署に伝えてください!」と言いました。これ、嫌味でもなんでもなく、ほんとにひどい音だったんです。紳士な(?)私は終始、あくま で怒鳴らず、丁寧な語調で(多少きつめに)話しました。

で、聞いたDNSサーバのIPアドレスを設定するとあっさり繋がりました。

それにしても、このプロバイダはなぜあんな制限をかけたかは謎です。さすがにキャプチャしたパケットを解析しても、そこまでは見えませんねぇ~。

ビブリア古書堂の女店主的なネットワークエンジニアなら読み解けるのかも(^_^?

PS。今回の一件とはまったく関係ありませんが「ビブリア古書堂」シリーズは面白いです。古本が題材になっているストーリーなんですが、古本がありえない電子ブックで読んだ私は・・・(^_^;

 

 

★ビブリア古書堂の事件手帖(1) kobo(電子ブック版)★

 

★ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち(メディアワークス文庫)★

プロバイダのDSNサーバ!! 奮戦記 その一

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-06-03です。

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先週のことですが、我が家のインターネット接続が出来なくなってしまうという事件(?)がありました。

今までもフレッツ側のトラブルで数回インターネット接続ができなくなったことはあったのですが今回の犯人!はプロバイダでした。

私の帰宅前にも、ルータ等の電源再投入を愛妻が試したようですが変わりはありませんでした。

そこで、(一応?)システム管理者をしている私の出番です。

まず、何が悪いのかの切り分けです。
DHCP の設定になっているノートをまず起動し、コマンドプロンプトからipconfigで、ネットワーク情報が正しく割り振られている事を確認。そしてデフォル トゲートウェイPing、ちゃんと疎通しているので、我が家のF/W Netscreen5GT(往年の名機!!)はちゃんと動いているようです。ブラ ウザから設定画面も正常に開くことができました。
ネットワークのUntrust(WAN側)を見るとちゃんとPPPoE接続はできているようで す。つまりインターネットは繋がっている。インターネットにつながっているのにアクセスできない、ということは、原因として考えられるのは名前解決ができ ていない、ということが予想されます。

で、またコマンドプロンプトに戻って、nslookupコマンドで名前解決を試しました。メジャーどころでyahoo.co.jpの名前解決を試しますが、案の定答えが返ってきません。

で、次にブラウザでとあるサイトにドメインではなく、IPアドレスでアクセスしたところ、正常にブラウズできました。
今、使用しているDNSサーバがダウン、あるいは運用を停止したのかな???と思い、nslookup上でserverコマンドでいくつかのDNSサーバを指定し名前解決を試すもいずれもNGです。
「世 の中の流れでDNSサーバを自社のサービスを使用している接続元に限定したのか???」と考えました。以前、とあるプロバイダの方からDNSのサービスの 負荷は軽いのでオープンにしていると聞いたことがあります。ですので1ユーザーとしてはSMTPはオープンにするとスパムの温床になるので、今時認証付に するのは当たり前と言うかネチケットだと思いますが、DNSサーバくらいオープンにして欲しいものです。仕事で使用しているプロバイダは自社接続にのみ DNSサーバを開放しているので、徐々にその流れはあるのかもしれません。しかし、私がメモッてるDNSサーバ全てがNGというのは、どうも不自然です。 (色々と検証するときにために各種DNSサーバのIPアドレスをメモってます(^_^)

で、切り分けとして、ノートPCをスマホテザリングでインターネット接続しました。問題なくインターネット接続ができました。で、この状態でnslookupでserverコマンドで先ほどNGだったDSNサーバを指定して名前解決を試すと・・・・

なんと問題なく名前解決ができました。
と いうことは、特定のDNSサーバの問題ではなく、プロバイダ側でトラブルか何かしらの制限がかかっている事が考えられます。ここで、プロバイダ自身が運用 しているDNSサーバを指定して名前解決を試せればいいのですが、残念ながら契約しているプロバイダのサイトを見ても、「DNSは自動設定にしてくださ い。」とあるだけで、IPアドレスが公開されていないのです!!

コンシューマ向けのブローバンドルータなら自動設定でいいのでしょうが、プ ロ向け(?)であるNetscreen5GTでは、そんなアンチョコな設定方法はありませんので、DNSサーバはIPアドレスをマニュアルで設定する必要 があります。そんな訳で、今までは他社のDNSサーバを使用させていただいていたわけなんです。

この日は帰りも遅かったので、翌日も激務が待っていますので一旦作業終了としました。

                   ・・その二へ続く

ActiveDirectory環境でクライアントの時刻がずれる!! (コマンドw32tm sc)

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-05-23です。

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私はブログのタイトル通り、システム管理者をやっています。社内のパソコンはテスト用など一部を除いてActiveDirectory(ドメイン)に参加させて管理しています。

ActiveDirectoryというかドメインの機能として、配下のクライアントはドメインコントローラの時刻に自動的に同期する機能があるため、一つのドメイン環境下では、基本的に全コンピュータの時計は同じ時刻を指すはずなんです。

と ころがある日、女子社員の一人が「私のパソコンの時計5分ぐらい遅れてる~!」というと、他の女子社員も「私も~」という声が上がりました。でも、全員で は無かったのです。「私のは大丈夫!」という子もいました。全部が全部狂っているのならば、話は早くドメインコントローラの時計が来るっているだけなの で、それを直せばいいのですが、そうではなく物によって違う「???」という感じです。

取りあえずドメインコントローラにログインしてイベントビューアを見たりしますが、特に異常は見当たらず、時刻もあっている。

そこで、次にクライアント側からの調査です。

ク ライアントからの調査は「w32tm」というコマンドを使用しました。まずはコマンドプロンプトを開きます。そこで何もオプション、パラメータを付けずに  w32tm とだけ入力し「Enter」を打鍵するとヘルプが表示されますので、そのヘルプを見ながら作業をします。ただ、このヘルプには説明もあるの ですが、万全ではなくVista以降「ユーザーアカウント制御」のため管理者権限でログインしているにも関わらずコマンドプロンプトを「管理者として実 行」しなければならなかったり、コマンドの結果は表示的にはOKなのに再起動しないと、その変更が有効にならない等ありました。ですので、その辺りの内容 を自分自身の備忘録として、また同様のトラブルで困っている誰かのお役に立つことを願い記しておきます。(前置きが長い(^_^;)

 

ここから本題

まずは自分のPCで時刻同期の状態を調べます。

w32tm /query /status

と すると、数行の各種情報が表示されるのですが、下から2行目に「ソース」という項目があります。このソースがドメインコントローラにちゃんとなっているか どうか確認。同期がおかしいPCで見ると、「おや?おかしい」ソースが以前プライマリードメインコントローラとして使用していた古いサーバの名前になって います。なぜ、そうなっているか?ふと思い当たる節がありました。ドメインを運用されている方ならばご存知かと思いますが、ドメインコントローラはDNS サーバとしても運用しています。古いドメインコントローラから新しいドメインコントローラにプライマリを移した際に、社内にはDNSの設定を変更するよう 周知したのですが、すぐにはやらない人もいるだろうと、取りあえず古いドメインコントローラを残しておいたのがアダとなったのかも?

取りあえず、時刻同期のおかしいPCのDNS設定を変更し、再度

w32tm /query /status

としてみたが、相変わらずNTPサーバとしては古い(不調の)サーバを見ているようです。

そこでソースをコマンドで変更できないかオプションを探ると

 w32tm /config /syncfromflags:<ソース>

という物がありました。ただ<ソース>にはサーバ名が記述できる訳ではないようで、ヘルプに記述されているのは

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MANUAL    - 手動ピアの一覧にあるピアから同期をとる
DOMHIER   - ドメイン階層にある AD DC から同期をとる
NO        - どこからも同期をとらない
ALL       - 手動ピアとドメイン ピアの両方から同期をとる

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の4種類のみ、取りあえずAD DCから同期を取りたいのに違いないので

w32tm /config /syncfromflags:DOMHIER

とすると、なんと

「次のエラーが発生しました。 アクセスが拒否されました。 (0x80070005)」

というエラーメッセージが出ました。そこであわててはいけません。「ハハーン、これは『管理者で実行』やな」と目星をつけ、コマンドプロンプトを右クリックメニューから『管理者で実行』し、再度

w32tm /config /syncfromflags:domhier

とすると。今回は

「コマンドは正しく完了しました。」となりました。
こういったところがマイクロソフトも不親切というか意地悪ですよね!エラーメッセージではなく、素直に「このオプションでの実行は管理者モードで実行してください。」と言ってくれれば分かりやすいのにネ!!

ちなみに、このコマンドは正しく完了しても、再起動しないと変更結果が有効にならないようです。今回色々触っている間に自分のPCの同期先がCMOS Clockとなってしまったので、ドメインコントローラに戻そうと上記のコマンドを実行し正しく完了?したのですが

w32tm /query /status

と するも、相変わらずCMOS Clockのままだったので再起動するとソースがドメインコントローラにちゃんとなりました。ここでもメッセージとして「コマンドは正しく完了しました。 変更内容を有効にするには再起動が必要です。」としてくれれば分かりやすいのにねぇ・・・。

色々試したのですが、設定としてソースを特定のサーバを指定するのは無理そうでした。DNSを正しく設定しても起動時の何らかのファクターで古いドメインコントローラになることがありました。

で あれば、古いドメインコントローラを止めてしまえば??という声もあろうかと思いますが、社員の中には古いDNS設定を相変わらず使用していたり、古いド メインコントローラで共有しているプリンタを相変わらず使用していたりと、変更を周知していても聞いていない人がままいるのです。

で、完全に古いドメインコントローラを止めれないので次に考えたのが、古いドメインコントローラで動いているNTPサーバのみとめるという事です。通常なら管理ツールの「サービス」でチョイチョイと止めればいいのですが、このサーバは分け合ってGUIが使えません。

GUIがだめならCLI!!です。MS-DOSの時代からパソコンを使用してきた世代はコマンドには抵抗感があまりありません(人によるかな?)。

ここで使用するのは sc というコマンドです。

サービスを司るコマンドでネットワーク越しに設定したり、状態を確認することが可能です。

WindowsのNTPサービスはw32timeという名称なので以下のようなコマンドでまず状態を確認します。

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C:\Windows\system32>sc  \\<サーバのIPアドレス> query w32time

SERVICE_NAME: w32time
        TYPE               : 20  WIN32_SHARE_PROCESS
        STATE              : 4  RUNNING
                                (STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, ACCEPTS_SHUTDOWN)
        WIN32_EXIT_CODE    : 0  (0x0)
        SERVICE_EXIT_CODE  : 0  (0x0)
        CHECKPOINT         : 0x0
        WAIT_HINT          : 0x0

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これで、STATEの部分がRUNNINGと動作中であることが分かります。

これを以下のコマンドで止めます。

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C:\Windows\system32>sc \\<サーバのIPアドレス> stop w32time

SERVICE_NAME: w32time
        TYPE               : 20  WIN32_SHARE_PROCESS
        STATE              : 3  STOP_PENDING
                                (NOT_STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, IGNORES_SHUTDOWN)
        WIN32_EXIT_CODE    : 0  (0x0)
        SERVICE_EXIT_CODE  : 0  (0x0)
        CHECKPOINT         : 0x1
        WAIT_HINT          : 0x3e8

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これでSTATEがSTOP_PENDINGになり止まったことが分かります。

ちなみにまたサービスを開始したい場合はSTOPの部分をSTARTにすればOKです。

 

この状況で2、3日様子を見たところ、端末による時刻のばらつきはなくなり

w32tm /query /status

とすると、新しいドメインコントローラをソースとしている事が確認できました。

PS.シス管やってると、いろいろあります(ふぅ~っ)

 

良かったら、こちらもどうぞ!!

「なんでもシステム管理者(日本酒大好き!)

Windowsソケットの初期化に失敗しました!!

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-03-06です。

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なんと、連続のシス管ネタです(^_^;

業務上、新たなトラブルに遭遇した場合にはネット上の情報に助けられることが多々あります。それで、世の中Give & Takeということで、技術的な情報がどこかの誰かのお役にたつことを願い、備忘録も兼ねてまとめておきます。

事の発端は携帯に入ったメールでした。

 外出中の社員から「PCを何度再起動しても”ネットセレクタWindowsソケットの初期化に失敗しました”とメッセージが出てネットに接続できない」とのこと。

 その社員が電車を降りてからは携帯で状況を聞きながら確認したところ異音や異常発熱は無いとのことなのでH/W的な問題ではなさそうでした。
  そうするとS/W的な問題となります。当初はネットワーク設定の切替ツールのネットセレクターのアプリケーションレベルの問題かと考え、手動でネットワー ク設定をしてもらおうとし、ワイヤレスネットワーク接続のプロパティを開いてもらおうと右クリックを指示すると、本来メニューが出るはずなのに、エクスプ ローラが開いてしまうとのこと。初めて聞く現象で、その瞬間これはアプリケーションレベルではなく、OS(Windows)レベルでヤバいことになってい そうと冷や汗が出ました。しかも、その後フリーズしてしまったとのこと。

通常ですと、最悪Windowsが起動しなくなってもPCから HDDを取り出して必要なデータのバックアップを取り、H/Wに異常が無ければクリーンインストールすれば治るのですが、今回はそうは問屋が卸してくれま せん。なぜかと言うと、PCが盗難されたり、紛失した場合に備え、HDDを丸ごと暗号化するソリューションを採用しているため、HDDを取り出しても、 データが取り出せないのです。(今回の本題ではありませんが、この暗号化ソリューションがときどきイタズラしてくれるやんちゃさんなんです。)

話しを戻して、フリーズ状態から強制電源断で再起動、暗号化ソリューションのプリブート認証通過後、Windows起動中の「ようこそ」表示の時間がやたら長いとの事。

「ネッ トセレクタWindowsソケットの初期化に失敗しました。」のエラー表示の後、「Windowsサービスに接続できませんでした。System Event Notification Serviceに接続できませんでした。」というメッセージも表示されたとのこと。

後者のメッセージでググると解決方法が載ったサイトが見つかりました。

フリーソフトselectionというサイトです。タイトルがそのものずばり『「Windows サービスに接続できませんでした」の対処法』藁にもすがるような思いで一通り読むと、なんとか行けそうな気がしました。

元のサイトを見れば、手順は載っていますが、将来そのサイトが閉鎖された場合に備えて一通り書いておきます。

まず起動後に表示されるメッセージは
Windows サービスに接続出来ませんでした。System Event Notification Service サービスに接続できませんでした。このため、標準ユーザーはこのシステムにログオンできません。管理者ユーザーはシステムイベントログを参照して、この サービスが応答しなかった原因を確認できます。」

ここで「System Event Notification Service」がどうゆう状況になっているか確認するために「サービス」を見る必要があります。

[スタート]→[コンピュータ]で右クリックでメニューを開き、「管理」をクリックします。

f:id:shimonof13:20140306195457p:plain

すると、「コンピュータの管理」が開くので「サービスとアプリケーション」をダブルクリックします。

f:id:shimonof13:20140306200052p:plain

するとサービスの一覧が表示されます。通常アルファベット順に表示されていますので、お目当ての「System Event Notification Service」はかなり下の方ですので、グリグリっとスクロールします。

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正 常ですと、この絵のように状態が「開始」、スタートアップの種類が「自動」となっています。この時点で状態が空白になっていたら「サービスの起動」をク リックします。スタートアップの種類が「自動」以外になっていたら、右クリックでメニューを開き「プロパティ」をクリックして、スタートアップの種類を 「自動」にして、「OK」で閉じます。

※ 今回遭遇したトラブルでは状態が「開始中」と中途半端な状態で経験的にやっかいな状態でした。他のサービスでしたが以前の経験では「開始中」を一旦停止させたら最後「開始」できないという事がありました。

f:id:shimonof13:20140306202229p:plain

 

次にコマンドでの操作になります。

[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]を右クリックしてメニューを開き、「管理者として実行」をクリックします。

f:id:shimonof13:20140306202847p:plain

コマンドプロンプトが開いたら netsh winsock reset と入力し、Enterキーを押します。

f:id:shimonof13:20140306203127p:plain

素 直に終われば、リセットしたので再起動してね!と促され再起動してめでたしめでたしなんですが、今回のトラブルでは「NSHHTTP.DLL にある初期化関数 InitHelperDll を起動できませんでした。エラーコードは10107です。」(電話越しに聞いたのでスペルが不正確かも?)と人を不安にさせるメッセージが出たようです。 その後再起動を促すメッセージも出たので、恐る恐る再起動!

起動に時間はかかったようですが、エラーメッセージが表示されなくなり、「サービス」画面で確認すると無事「System Event Notification Service」の状態が「開始」となり、ネットワークも無事繋がるようになりました。

メデタシメデタシ!!(でも疲れました)

 PS.書き終わってから考えると、今回の件はシス管の仕事というよりヘルプデスク?と思いました。でも私は「なんでもシステム管理者」だから、これもありなんや・・・(^_^;

 

NASのデータ復旧ツール!! R-Linux

<(日本酒大好き)>からの転載です。元の日付は2014-03-05です。

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久々のシス管ネタです。

NASというのはネットワーク アタッチド ストレージ(Network Atached Storage)の略で、ネットワークに接続して、PCからネットワーク経由でファイルを保存、閲覧等を行える機器のことです。

製品としては結構以前から、バッファローのLinkStationやIOデータのLAN DISK等安価な製品があるので家庭でも使われていることも多いかと思います。

こういった安価なNASは、Linuxで構築されている事が多く、そのファイルシステムには、Ext2/Ext3/Ext4等が採用されています。一方WinodwsのファイルシステムはNTFS、FAT/FAT32という事なったものです。

PC を長く使用してきたかたであれば、恐らく1度や2度は、うっかりとファイルを削除してしまった、ということがあるかと思います。PCの中で削除してしまっ た場合には、世の中にはファイル復旧ツールという便利な物が、製品でもフリーウェアでもあり、削除直後であれば、かなりの確率でサルベージ(復旧)が期待 できます。

先日NAS上のファイルが消えるということがあり、サルベージの必要がありました。まずは手持ちの製品のツールでサルベージしよ うとしたのですが、どうやらネットワーク越しのストレージには対応していない感じでした。メーカーのホームページで確認すると「特別ネットワーク版」とい う上位バージョンでないとネットワーク越しの作業はできないようです。試用版があったのでダウンロードして試してみましたが、NASに接続ができません! そこで、メーカーのサポートに問い合わせたところ、予めエージェントというプログラムをインストールした対象で無ければ、ネットワーク越しの作業はできな いとのこと!一般的なNASにはエージェントのインストールはできないので、NASに対してはどうすればいいのですか?と尋ねると、NASからHDDを取 り出して、PCに直接接続して「特別ネットワーク版」で作業をしてください、とのこと。ここで一つ疑問が、ネットワークを経由しないのになぜ「特別ネット ワーク版」がいるのか?答えは通常版ではWindowsにしか対応していないためLinuxファイルシステムでは使用できないとの事。うまい商売しとる の~、と思わず突っ込みたくなりました。

そこで、製品版の使用をあきらめ、他の方法を探してたどり着いたのが『R-Linux』です。
『R-Linux』という名前はまるで、Linuxディストリビューションのようですが、れっきとしたファイル復旧ツールです。今回使用したのはWindows版ですが、Linux版もあります。

『R-Linux』はR-Tools Technology 株式会社の製品で無償でリリースされているものです。有償版として、『R-Studio』という製品があり、こちらはネットワーク対応のようです。

『R-Linux』は残念ながら日本語対応はしておらず、英語メニュー(インストール時に他の言語もありましたが英語が無難でしょう)で使用することになります。

LinuxベースのNASから削除ファイルをサルベージする手順は以下の通りになります。

1.削除後、一切書き込みを行わない!運用上難しい場合もあろうかと思いますが、書き込めば書き込むほど復旧成功の確率がさがります。

2.NASを分解し、HDDを取り出す。(PCの自作等の経験があれば、そう難しくはないと思います。)

3.HDDをUSB変換ケーブルで『R-Linux』がインストールされたPCに接続します。

4.『R-Linux』を起動します。

5.『R-Linux』左側画面にPCに内蔵、接続されたデバイスが表示されるので、NASから取り出したHDDを選択します。ぱっと見で分かりにくい場合は、「コンピュータ」画面でどのドライブレターになっているか確認すると分かりやすいかと思います。

6.NASから取り出したHDDはLinuxのシステム上、いくつかのパーティションに分かれています。通常、容量が最大のパーティションを選べば、目的のファイルがあるかと思います。

7.「Scan」をクリックします。HDDの容量によりますが、通常かなり時間がかかります。終わるまで他の事をしましょう(^_^)

8.Scan終了後、お目当てのファイルがあるフォルダまで下りて行き、フォルダあるいはファイルのチェックボックスにチェックをいれます。

9.ここでサルベージするファイルをNASから取り出したHDDに保存しないように注意!!これをすると他の削除済みのファイルが復旧できなくなる可能性が大きくなります。PC内蔵のHDDか、その他USB-HDD等準備しましょう。

10.「Recover」をクリック、保存場所を指定して「OK」後は処理を待つのみです。なお、『R-Linux』右側の画面でアイコンに×がついていて、容量が0になっている物は復旧は無理かと思います。

では、削除されたファイルのサルベージ成功を願っています!!

 

PS. 全然無関係ですが、昔見た「サルベージ」というB級SF映画を思い出しました。アポロ計画で月に置き去りになった機材を民間がサルベージするというもの で、ロケットの制御に必要なプログラムをNASAからこっそり使用していたシーンなどがあり、中々面白かったかと思います。機会があればまた見たいと思い ます。(機会があっても時間がないかも・・・・)